福田 史恵

株式会社TRES(カブシキガイシャ トレス)の代表取締役

名前 福田 史恵(フクダ フミエ) 福田 史恵
現職(所属) 株式会社TRES(カブシキガイシャ トレス)(代表取締役)
連絡先 fukuda_fumie@tres-ltd.jp
略歴
  • 平成14年3月 九州大学大学院 農学研究科 後期博士課程修了
  • 平成14年4月 (株)東洋新薬 入社
  • 平成16年6月 (有)TRES 入社
  • 平成20年8月 (株)TRES 取締役就任
  • 平成20年2月 バイオマスタウンアドバイザー登録
  • 平成20年10月 鹿児島大学農学部客員講師就任(リサイクルシステム学ほか)
  • 平成21年1月 K-RIPフェロー就任(九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ)
  • 平成22年1月 (株)TRES 代表取締役就任
得意分野 メタン発酵、木質バイオマス、バイオ燃料、LCA(ライフサイクルアセスメント)、国内クレジット制度、林産化学、ポリフェノール(タンニンほか)、産学官コンソーシアム研究開発(バイオマス農薬・肥料・健康食品ほか)、農山漁村6次産業化
バイオマス利活用に関する取組・一言コメント 平成16年に(株)TRESへ入社以来、バイオマス資源調査・利活用事業化提案、およびポリフェノールの一種であるタンニンを利用する産学官コンソーシアム研究開発にも取組んでいます。

大学時代や前職(製薬会社)では、木のポリフェノールを利用する研究をしていたこともあり、農林水産業における未利用資源を利用した新規産業を創出し、農山漁村を活気付けたいという思いがあります。

平成20年にバイオマスタウンアドバイザー登録を受け、主に九州地域のバイオマスタウン構想・バイオマス活用推進計画策定の支援(※)や普及啓発に取組んでいます。

平成20年度地域に根ざした環境バイオマスに関する意識改革 九州地域事業においては、九州地域全体の産学官および一般市民へ普及啓発、7県35市町村を対象としたバイオマス実地調査・利活用提案を実施、平成21年度地域における環境バイオマス総合対策調査 九州地域調査事業においては、九州7県でバイオ燃料についての意向調査説明会、7県25市町村のバイオマス実地調査・利活用提案を実施、平成22年度農産漁村6次産業化対策事業に係るバイオマス資源活用促進事業のうちバイオマス資源利用可能性調査においては、九州7県7市町村で第2世代バイオ燃料の生産可能性調査を実施し、九州地域の市町村のバイオマスタウン構想・バイオマス活用推進計画策定を推進して参りました。(※平成24年4月現在まで、バイオマスタウン構想・バイオマス活用推進計画策定助勢業務実績:鹿児島県錦江町、熊本県宇城市・津奈木町、大分県杵築市、長崎県大村市、福岡県糸島市)

産学官コンソーシアム研究開発においては、平成21~22年度地域イノベーション創出研究開発事業でプロジェクトマネージャーとして全体を統括し、木材樹皮からタンニンを抽出した“バイオマス農薬”を開発、平成23年緑と水の環境技術革命プロジェクト事業において事業化可能性調査を実施し、平成24年2月には本プロジェクトが六次産業化法に基づく研究開発・成果利用計画として認定(農林水産大臣)されました。


九州地域のバイオマス調査について
九州は温暖な気候を活かした農林水産業の盛んな地域です。
豊富なバイオマス資源を活かし、北・東部での製材廃材の燃料化や発電利用、南部での鶏ふん発電や焼酎粕のメタン発酵利用など先進事例も多く、農山漁村を中心とした取組みへの意欲も高まりつつあります。

一方で、九州地域には離島が多く、石油系資源の枯渇に対応するため代替燃料の検討は重要な課題です。

太陽エネルギーで二酸化炭素を固定する、バイオマス資源を活用した取組を、地元の皆様、企業、大学と多くのネットワークを通じて今後も拡げていけたらと思います。